2025/05/29 18:49
私は普段から一人で仕事しているもんで、責任はあるものの比較的というかものすごく自由に穏やかな毎日を送っています
一人暮らしのお家に帰れば大好きなインコが待っていてくれて、ニコニコホクホクしてから就寝するような平和な日常です。
少し前のこと、護国神社蚤の市の前日
「明日は4:30起きだから早く寝よう」と、色々と準備を済ませ23時に就寝。
しばらくして、バーン!!とドアを叩く音と“ピンポーン“というインターホンの音が鳴り目が覚めた。
何事かと思ったけど寝ぼけていて、搬入の手伝いを頼んでいる友達がノリで早く来ちゃったのかと思い時計を見たら24時、いや流石に早すぎる…
恐る恐るドアカメラを見たら誰も映っていないどころか、背景すらも何も映っていなかった。
カメラ、隠してんじゃん…
ようやくめちゃくちゃ怖くなってきて、ちゃんと施錠されているか、全ての窓が閉まっているかを確認して、寝ていた頭をフル回転させた。
オートロックはないけれど、最上階にわざわざ悪戯しにくる酔っ払いもいないだろうし、1フロアに3部屋しかないこの階は、私以外はとても静かな隣人と警備会社の休憩室、こんな夜中に間違えて帰ってくる人もいないのだ。
何よりカメラに何も映ってなかったことが一番怖かった。
15分くらい経った頃だったか、また “バーン!!ピンポーン” と鳴った。
2回目となるとさすがに確信犯すぎる。
もちろんカメラは何も写っていない。
お化けより人の方が遥かに怖かった
もうこの家に帰って来られないのかと思ったし、今後一人でどうやって店番したらいいのかわからなくなった。今までストーカーとはまるで無縁の人生を送っていたので想像もしていなかったし、心当たりもなかった。
吐きそうなくらい怖くて手の震えが止まらなかった。
生きてきた中でダントツ一番の恐怖だ。
そして初めて110番をした。
通報している間にも一度、ドアを叩く音とインターホンが鳴った。
10分くらいして見廻りに来てくれたものの、特に何もありません、と。
そんなはずはない、待ってる間に足音も何も聞こえなかったんだから。
どこかに隠れていて、ドアを開けたら襲われるかも知れないし、この人が本当のお巡りさんかどうかも分からない。そのくらい私は恐怖に陥っていて、わざわざ来てもらったのに対面で話すことすらできなかった。
30分くらい経ってからまたドアが鳴った。
その頃には既に深夜1時を回っていた。
もう一度見廻りに来てもらい
やはり何もなかった、と。
心配してくれたお巡りさんから「人の声とかしてなかったですか?」と聞かれ、
なにかこう、漠然と抱いていた違和感の正解がみえたような気がした。
-私「え〜っと…ガスメーターのドアって開いてます??」
-お巡りさん「はい、開いてますね!!」
その日はものすごく風が強かった。
ちょうどガスメーターの扉が開ききったあたりにインターホンがあり、
風で煽られたドアがバーン!!と音を立ててうちのインターホンを押していたのだ。
爆笑だった
超絶恥ずかしかった
あと、こんなことで2度も呼んでしまって本当に申し訳ない気持ちになった。
人も怖いけど思い込みも怖ぇ〜わ!!と思った今日この頃でした。
お巡りさん、夜中に2回も呼んで本当すみませんでした!!
あと、こんなオチでホントすみません!!
夏を前に、いろんな意味で身の毛がよだつ出来事でした。