2024/05/29 14:32
今回の買い付けは自分でもハッとしてしまうくらいご無沙汰だったので、なんだかいつも以上に緊張して挑んだ旅でした。
どのタイミングで行けるかずっとシミュレーションをしていて、
今だ!と思った時には既に航空券が残り3枚くらいになっていてムンクの叫び状態に・・
しかも手配した後にパスポートの期限が切れそうな事に気付き、半ベソ。
意外とセンシティブになってしまって、自分の日頃の行いを呪う。
準備段階からそんな状態でしたが、出発時にはヘラヘラと鶏の脳みそを発揮して日本をあとにしました。
※多分人一倍“なんとかなるだろう“と思っているから今こうしていられるんだと思います。
まずはフランスに着いてパリの蚤の市パトロール。
すぐにフランスの北側へ移動。
少し田舎の地で日常的に開催されている蚤の市にて、
良い収穫にホクホクしていたらうっかり買い過ぎてしまい一人で運べなくなる。
タクシーも拾えなくて1mmずつ歩いていたら
通りすがりの黒人のおじさんに
「Will you continue to walk ?!!! Are you crazy ??! 」
と言わる。
確かに頭おかしいくらいの大荷物だったんですが、タクシーが拾えなくて困ってるんだよ〜と言ったら目的地まで10分くらい一緒に荷物を運んでくれました。
初っ端から人に助けられて、結果最後まで人に助けられて帰ってきたわけですが、完璧に遂行していたらきっと感謝の気持ちも、還元したいと思う気持ちも今より少なかったかもしれません。
序盤でじんわりして泣きそうになった後、パリに戻って地下鉄で貴重品をスられそうになる。
明らかに様子のおかしいお爺さんだったにも関わらず隙を与えた自分を悔やみつつ
去り際に「ポシェットは服の中に隠しておきなね!」と言ってウインクしてくれた男性に泣きそうになる。
お陰でピリッとした気持ちで、念願のロンドンへ!
景色も違えば言語も違って、とりあえず初日の夜、宿に辿り着つけなくて、半ベソ。
知らない民家の窓に向かって手を振り道を聞いく。
客観的に見てもかなり怪しい行動をとりなんとか宿へ。
思うように買い付けできずガチ泣き。
ロンドン最終日になんとか買い付けも出来てブリュッセルへ。
英語圏からフランス語圏に戻ってきて謎のコミュ障になる。
※とにかくどの地域でも街の人たちが話しかけてくれる事に癒されていました。
本当はいつもブリュッセルでゆっくりしたいのに、記憶がないくらい弾丸でオランダに移動。
友達家族と合流してちびっこに癒され、お酒も飲んで、楽しんで帰路へ。
トランジットでチェックインカウンターを文字通りタライ回しにされ、カタコトの英語でキレる。
荷物をピックアップするだのしないだの言われて、危うく手荷物をごっそり紛失しそうになるも無事帰国。
福岡からタクシーで自宅に帰る時、インバウンドと思ったのか運転手さんが英語で話してきたので「あ・・日本語で・・」となってなんかシュールでした。
わざわざ現地に買い付けに行く目的の大きな一つは“人と光景”があるからであって(あと、美味しいクロワッサンも・・)
商品だけ集めようと思えば正直国内でも事足りてしまうくらい、今の日本はなんでも揃っています。
円安+物価高の中、海外に買い付けに行くのは正直きついなって思うこともたくさんあります。
それでもやっぱり行く意味が、そんなリスクを軽々上回るんですよね。
そうやって集めてきたものたちも、ありがたいことに既にたくさんの方々の手元へ旅立っていきました。
さて、これから追いついていなかったオンライン掲載もたくさん行なっていきます!
皆様に、少しでも楽しみをご提供できたら頑張った甲斐があるかな、なんて自分で自分を奮い立たせて!
どんな出会いがあるのか、楽しみにしていて下さると幸いでございます。