昨日、お世話になっている美容室gram へ、バンドネオンの演奏を観に行ってきました。

バンドネオンは演奏が難しいので日本で弾ける方はほとんど居ないんじゃないでしょうか。

アルゼンチンタンゴやヨーロッパの音楽が好きだからもちろんバッチリ好みにハマるだろうと思っていたけど、曲調だけではなくてボタンを押す指の動きや空気の音、蛇腹が広がったり閉じたり、程よく緊張感があるのに落ち着く、アコーディオンともまた違うなんだか生き物を扱っているような、そんな楽器でした。とにかく釘付けになってしまいました。

そんな不思議な生き物を、まるで体の一部のように操っておられたのが大久保かおりさんという方で、彼女のオリジナル曲も良かったし、元々バンドネオンは教会行事の屋外用、オルガンの代役だったらしく、教会の音楽も演ってくださってそれもすごく良かったです。

27年前、フランス映画のワンシーンで見かけた時に魅了されたと仰っていてそれからずっと弾いてらっしゃるとの事

直感に誠実な方は本当に魅力的だなと思った一夜でした。