2023/10/19 15:37

昨日、寝る前に久しぶりに何か映画でも見ようかとパソコンを開いていたら

なぜかプライムビデオで "Brothers Quay" がお勧めに出てきた。

福岡に来る直前だったか、東京で画家の方に誘われて一緒に展示を観に行ったのを思い出して、久しぶりに再度観てみることにしました。


一卵性双生児のクエイ兄弟が手がける作品は、かなり独特でグロテスクながらとてもチャーミングなストップモーションの短編映画です。

展示では "Street of crocodile" という短編が流れていて、その時は映像の衝撃で音楽は全く覚えていなかったけど、改めて観たら音もすごく良くて。

なんていうか、不穏なんだけど落ち着く、温かみもあって切なくもあって...

ブリジット・フォンテーヌとかが好きだったらもしかしたらお好きかもしれません。


クエイ兄弟は80年代頃から、恐らく2000年初頭まで活動されていて

一緒に展示を観に行った画家の方も80年代頃からアンダーグラウンドやニューウェーブ界隈でご活躍されている方で、ご本人の作品以外でその方の世界観の一部を垣間見れた事に感動したり、その時の私には情報過多すぎてプチパニックだったような気がします。

だから余計に細かな部分をあまり覚えていなかったのかもしれませんが。


7年くらい経ったか、改めて観てかっこいいと思える自分の感覚やその作品自体に喜びを感じつつ。

時間を経て改めて掘り下げたくなるものってありますよね。遠回りしてから。

私にとってはそんな感じでした。

ご興味のある方はぜひ一度観てみてくださいね。



(Street of crocodile より)